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- DHCボリュームトップに含まれる14種類の成分とその働き
- AGA(男性型脱毛症)の原因とされるDHTに関わる成分はあるか
- サプリで栄養補給として意味がある人・そうでない人の違い
「DHCボリュームトップって、成分的にどうなんだろう」と思って調べたことはありませんか。
私は実際に2年間飲み続けたあと、AGAクリニックで医師に「これではAGAの進行には向き合えない」という趣旨の説明を受けました。その一言をきっかけに、ボリュームトップの成分を一つずつ調べ直しました。あくまで私個人の経過で、感じ方には個人差があります。
この記事では、ボリュームトップに含まれる14種類の成分を整理し、AGAの原因とされるDHT(ジヒドロテストステロン)に関わる成分が入っているかどうかを見ていきます。
先に整理すると、14種類はいずれも食品としての栄養補給を目的とした成分で、AGAの原因とされるDHTに働きかける医薬品成分は含まれていません。
ボリュームトップの成分一覧とDHTへの関わり
ボリュームトップには14種類の成分が配合されています。それぞれの主な働きと、AGAの原因とされるDHTへの関わりを表にまとめました。
| 成分 | 主な働き | DHTへの作用 |
|---|---|---|
| 亜鉛 | 5αリダクターゼの働きに関与する可能性 | △(間接的・限定的) |
| ノコギリヤシ | 5αリダクターゼへの関与を示す報告あり | △(限定的) |
| ビオチン | ケラチン合成をサポート | ×(DHTには作用しない) |
| L-シスチン | 髪の主成分ケラチンの材料 | ×(栄養補給のみ) |
| 高麗人参 | 頭皮環境のサポート | × |
| メカブ | 頭皮環境のサポート | × |
| ジャガイモ由来成分 | 頭皮環境に着目した成分 | × |
| 菊芋末 | 腸内環境・栄養吸収のサポート | × |
| パントテン酸 | 皮脂分泌の調整に関わる | × |
| ナイアシン | 頭皮への栄養供給に関わる | × |
| ビタミンB6 | タンパク質代謝・髪の材料づくり | × |
| ビタミンB12 | 細胞の新陳代謝サポート | × |
| 葉酸 | 細胞分裂・赤血球の生成サポート | × |
| 銅 | メラニン生成・髪の色素維持 | × |
14種類のうち、DHTへの関わりが研究で示唆されているのは亜鉛とノコギリヤシの2つです。残りの12種類は、髪や頭皮の健康維持を支える栄養素ではありますが、AGAの原因とされるDHTの産生に働きかける性質のものではありません。
亜鉛とノコギリヤシ|研究はあるが医薬品とは水準が異なる
亜鉛
亜鉛は、5αリダクターゼ(テストステロンをDHTに変換する酵素)の働きに関与する可能性を示す研究があります。亜鉛が不足すると5αリダクターゼの活性が高まるという報告があり、亜鉛を補うことで間接的に関わる可能性が指摘されています。
ただし、これは「亜鉛が不足している場合」が前提とされます。通常の食生活で足りている人がサプリで追加摂取しても、DHTへの作用を見込めるわけではありません。医薬品であるフィナステリドが酵素に作用するとされる水準とは、性質も根拠のレベルも異なります。

「亜鉛が入ってるから期待できそう」と思っていました。でも私の場合は2年間飲んでも変化を感じませんでした。亜鉛が足りている人には、栄養補給以上の意味は見込みにくいんですよね。
ノコギリヤシ
ノコギリヤシ(ソウパルメット)は、5αリダクターゼへの関与を示す研究がいくつかあり、海外でも頭皮ケア目的のサプリに配合されることがあります。
ただし、その研究の多くは小規模で、AGA治療薬として国に承認される水準の裏づけ(エビデンス)には至っていません。「似た働きが研究されている」という段階の成分であり、医薬品と同列に扱えるものではない、というのが現状です。

ノコギリヤシには一定の研究がありますが、医薬品と同等とされるデータはありません。医薬品とサプリメントは、作用の強さと根拠のレベルが根本的に異なります。
ビオチン・L-シスチン|髪サプリの定番成分はどうか
ビオチンとL-シスチンは、多くの育毛サプリに含まれる定番成分です。どちらも髪の構成成分(ケラチン)づくりに関わる栄養素です。
ただし、AGAの原因はケラチン不足ではなく、DHTというホルモンが毛乳頭の働きに影響することだとされています。ケラチンの材料を補っても、原因そのものに向き合うことにはつながりにくい、という考え方になります。
極端なダイエットや偏食などビオチン不足が背景にある抜け毛では、栄養補給として意味がある場面もあります。一方で、AGAが背景にある薄毛では、原因への作用は見込みにくいと整理できます。
栄養補給として意味がある人・そうでない人
ボリュームトップがまったく無意味というわけではありません。薄毛の背景が何かによって、位置づけは変わります。
栄養補給として意味がある場合がある人
- 極端なダイエットや偏食による栄養不足が背景にある抜け毛
- 産後や季節性など、一時的な抜け毛
- 亜鉛・ビオチンが明らかに不足している方
原因への作用が見込みにくい人
- 男性型脱毛症(AGA)が背景にある薄毛
- 生え際や頭頂部が薄くなってきている男性
- 父や祖父など家族に薄毛が多い方
- 20〜40代で薄毛が進みやすいと感じている方
後者に当てはまる場合は、薄毛の背景にAGAがある可能性があります。まずは自分の薄毛の原因がAGAかどうかを、医師に確認するのが確実です。
2年間・72,000円飲んだ私の振り返り
私は2010年から2012年まで、約2年間ボリュームトップを飲み続けました。毎月3,000円、トータルで72,000円です。
3か月、半年、1年と続けましたが、私の場合は薄毛の変化を感じられませんでした。あとから振り返ると、私の薄毛の背景はAGAで、ボリュームトップの成分はその原因に向き合うものではなかったからだと考えています。

成分表をいまの目で見ると、栄養補給のためのサプリだったんだなと思います。当時の私には成分を見分ける知識がなく、ただ信じたかったんです。
その後、医師に相談してフィナステリドに切り替えてからは、私の場合は半年ほどで変化を感じられるようになりました。これは私自身の体感で、効果や副作用の感じ方には個人差があります。実際の2年間の体験談は、こちらに詳しく書いています。
DHCボリュームトップを2年間飲んだ正直な口コミ|AGAの薄毛と私の体験
まとめ|AGAの原因に作用する成分は入っていない
DHCボリュームトップの成分を調べた整理です。
- 14種類のうち、DHTへの関わりが研究で示唆されているのは亜鉛・ノコギリヤシの2つ
- その2つも、医薬品(フィナステリド)とは作用の強さも根拠のレベルも異なる
- AGAの原因はホルモン(DHT)とされ、栄養補給だけでは原因に向き合いにくい
薄毛の背景がAGAなら、成分が豊富なサプリでも原因への作用は見込みにくいといえます。まずは自分の薄毛の原因がAGAかどうかを確認することが先決です。なぜAGAにサプリだけで向き合うのが難しいのか、もう少し詳しく知りたい方はこちらもどうぞ。
DHCボリュームトップとAGA|成分から考える男性の薄毛とサプリの違い
初めてのAGA治療を検討している方へ
サプリや育毛剤で変化を感じにくかった薄毛には、AGA治療薬という選択肢があります。初めての方は、フィナステリドから検討する方法もあります。適否は医師の診察によって判断されます。


