
- 塗りミノで発毛させたい
- 濃度は高ければいいの?
- 高濃度はどこで買える?
薄毛に悩んでいて発毛させたいという方が一番最初にやるべきことは、ミノキシジル外用薬(塗りミノ)を頭皮に塗布することです。しかし、濃度もいろいろあって何を選べばいいか迷ってしまいます。
この記事では、塗りミノのおすすめ濃度を徹底調査し解説します。この記事を読めば、最適な塗りミノ濃度で安全に使用することができます。
おすすめ濃度は5%です。それでも発毛効果がない場合は7%まで試してみましょう。
ミノキシジル外用薬の濃度について

発毛効果が期待できるミノキシジル外用薬には1%~16%くらいの濃度の商品があります。
一般的には濃度が高いほど発毛効果も高くなるとされていますが、副作用の関係から適正なミノキシジル濃度は人によって個人差があるようです。
厚生労働省が認可しているのは5%まで
厚生労働省が認可しているのは、ミノキシジル濃度5%までです。
5%までのミノキシジル外用薬なら通販や近所のドラッグストアでも購入することができます。それ以上の濃度を購入したい場合は、AGAクリニックや個人輸入で購入するしか方法はありません。
ミノキシジル外用薬濃度による発毛効果の違い
ミノキシジル外用薬の濃度によって発毛効果が変わってくるとされています。
ミノキシジル濃度1%と5%の比較
以下は大正製薬の『リアップ』と『リアップX5』の毛髪数の変化を表したグラフです。
ミノキシジル濃度1%と5%の発毛効果を比較したデータになります。

濃度1% | 濃度5% | |
---|---|---|
4週後 | 0.8本 | 1.4本 |
8週後 | 14.3本 | 19.0本 |
12週後 | 17.2本 | 23.7本 |
16週後 | 17.2本 | 22.3本 |
20週後 | 15.3本 | 21.4本 |
24週後 | 15.4本 | 21.8本 |
終了時 | 15.4本 | 21.6本 |
1%よりも5%の方が発毛効果がでていることがわかります。
ミノキシジル濃度2%と5%の比較
日本皮膚科学会のガイドラインに載っているデータで、ミノキシジル濃度2%と5%の発毛効果を比較した臨床データが記載されています。
被験者:393名の男性
観察期間:48週間
ランダム化比較試験において、脱毛部1c㎡内の非軟毛数のベースラインからの増加を調べた
濃度2% | 濃度5% | |
---|---|---|
48週後 | 12.7本 | 18.6本 |
ミノキシジル濃度5%と10%の比較
海外の論文でミノキシジル濃度5%と10%で発毛効果を比較した論文があります。
被験者:90名の男性
観察期間:36週間
二重盲検無作為化比較試験
濃度5% | 濃度10% | |
---|---|---|
36週後 | 37.0%に 発毛効果があった | 37.5%に 発毛効果があった |
ミノキシジル濃度5%と10%では、発毛効果はほぼ同じだったという結果でした。
副作用に関しては、5%に比べて10%の方が明らかに刺激が強いという反応があったようです。

濃度が高いほど発毛効果が高いというわけではないようですね。
ミノキシジル濃度5%と7%の比較
ミノキシジル5%と7%の比較データはありませんでした。
しかし、実際に濃度7%を使用している方の口コミがありましたので紹介します。
ミノキシジル7%発毛材を3年弱継続していますが、頭皮が痒いです。痒みの発生により抜け毛が増えたということはないのですが、増えたという実感もないです。現状維持かゆっくりと進行している程度です。これでも効果があったとすべきかどうか迷います。
引用:Yahoo!知恵袋
私の場合、この間フィナステリド錠を飲み続け、塗りミノキシジル7%を夜のみ継続しています。効果は、増えたという実感は全くないです。
引用:Yahoo!知恵袋
ミノキシジル7%配合のポラリスNR-08を使用していました。頭皮の肌荒れがひどいのですが、毛は確実に生えてきています。 肌荒れがひどいので、違う商品のイクエイトミノキシジル5%に変えました。すると肌荒れは無くなったものの、毛がまたもや後退していきました。
引用:Yahoo!知恵袋
正確なデータはありませんでしたが、ミノキシジル濃度7%の効果は個人差によって異なるようです。
高濃度のミノキシジル外用薬を購入する方法
高濃度(6%以上)のミノキシジル外用薬(塗りミノ)を購入するには、以下の方法があります。
- AGAクリニック
- 個人輸入
AGAクリニック
AGAクリニックで購入することができます。
濃度6%以上を取り扱っているAGAクリニック自体が少ないため、調査して以下の表にまとめてみました。
濃度と価格 | 濃度と価格 | 備考 | |
---|---|---|---|
湘南美容 クリニック | 6.5%/60ml 4227~ 4980円 | 医院オリジナル フィナステリド0.5mgを含む | |
AGAスキン クリニック | 6.5%/60ml 15400~ 22000円 | 医院オリジナル | |
ふくろう アイクリニック | 7%/60ml 6000円 | 15%/60ml 8000円 | 海外製 |
クリニック フォア | 12%/60ml 10285~ 12100円 | 海外製 フィナステリド0.01%を含む |
6%以上は国内正規品の日本製がないため、医院オリジナルか海外製になります。
個人輸入
個人輸入で購入することができます。
格安で購入することができますが、もし体に異常があった時に相談する医師がいないというのがデメリットになります。
安さ重視の方なら個人輸入でもいいと思いますが、不安だから医師に相談しながら塗りミノを使用したいという方はAGAクリニックでの購入をおすすめします。
塗る量よりも頻度が大事
ミノキシジル外用薬は塗る量よりもしっかりと頻度を守って使用することが大事だとされています。
ミノキシジルは1日2回(朝と夜)頭皮に塗布するのが一般的です。理由は、頭皮に塗布してから半日くらい経つと、徐々に効果が薄くなってしまうからです。
しっかりと1日2回塗布することにより、効果を維持することができるようになります。
ミノキシジル外用薬の副作用
ミノキシジル外用薬の副作用は以下のようなことがあります。
- 初期脱毛
- 頭皮のかゆみ
- かぶれやフケの発生
- 頭痛・めまい
濃度が濃ければ効果も高くなりますが、副作用も高くなっていきます。まずは低濃度から始めて、効果や副作用の反応を確認する必要があります。
ミノキシジル外用薬は5%がおすすめ
ミノキシジル濃度は5%がおすすめです。5%でも頭皮にあかみや痒みが出てくる場合は低濃度に変更しましょう。
もし5%でも効果がない場合は、6.5%か7%のミノキシジルを試してみましょう。濃度10%は臨床データから5%とほとんど変わらない結果となっています。副作用が強くなるだけのようですのでおすすめはしません。