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- 海外産は安いけど、効果や安全性は大丈夫?
- 国内産と海外産で、具体的に何が違うの?
- 偽物があると聞いたけど、本当?
このような疑問を持つ方は少なくありません。価格の安さから海外産フィナステリドに惹かれる気持ちも理解できますが、安易な選択は思わぬリスクにつながる可能性があります。
この記事では、国内産と海外産のフィナステリドについて、以下の点を徹底的に比較・解説します。
- 効果や副作用の違い
- 安全性や品質のリスク(偽物の可能性)
- 国の認可や保証制度の有無
- 価格の違い
- 安全な入手方法
この記事を読めば、あなたがどちらのフィナステリドを選ぶべきか、明確な判断基準を持つことができます。
結論から言えば、安全性と確実な効果を重視するならば、国内産のフィナステリドを選ぶことを強く推奨します。
国内産と海外産フィナステリドの違い

国内産と海外産フィナステリドの主な違いを表で確認しましょう。
比較項目 | 国内産 フィナステリド | 海外産 フィナステリド |
---|---|---|
購入場所 | AGAクリニック 皮膚科 | 個人輸入代行サイト 一部のクリニック |
安全性・品質 | 国が品質を保証 | 偽物や低品質の リスクあり |
厚生労働省の認可 | 認可されている | 認可されていない |
医薬品副作用 被害救済制度 | 適用対象 | 適用外 |
価格 | 比較的高価 | 安価 (個人輸入の場合) |
違い①:安全性・品質管理(偽物・低品質のリスク)
有効成分である「フィナステリド」自体に違いはありません。しかし、製造環境や品質管理基準が大きく異なる可能性があります。
- 国内産: 日本の医薬品医療機器等法に基づき、厳格な基準のもとで製造・品質管理が行われています。国がその品質と安全性を保証しています。
- 海外産: 製造国の基準は様々で、日本の基準を満たしていない場合があります。不衛生な環境で製造されていたり、有効成分の含有量が不安定だったり、不純物が混入していたりする偽造品や粗悪品のリスクが指摘されています。
WHO(世界保健機関)によると、世界で流通する医薬品の約10%が偽造品と推測されており、特に規制の緩い国で製造された医薬品や、インターネット経由で販売される医薬品にその傾向が強いとされています。
出典:オルガノン公式HPより)
違い②:厚生労働省の認可
- 国内産: 厚生労働省が有効性と安全性を審査し、AGA治療薬として承認しています。
- 海外産: 日本の厚生労働省による承認は受けていません。たとえ製造国の政府機関が認可していても、日本の基準を満たす保証はありません。
違い③:医薬品副作用被害救済制度
医薬品を適正に使用したにもかかわらず、重篤な副作用が発生した場合に医療費や年金などが給付される公的な制度です。
- 国内産: 厚生労働省が認可した医薬品であるため、制度の適用対象となります。万が一の際に、セーフティネットがあるという安心感があります。
- 海外産: 厚生労働省未承認のため、制度の適用対象外です。副作用による健康被害が生じても、公的な補償は受けられません。
違い④:価格
価格は海外産フィナステリドを選ぶ大きな動機になりがちです。
- 国内産 (AGAクリニック/皮膚科): 1ヶ月分あたり約3,000円~8,000円程度(ジェネリックの場合。先発薬プロペシアはもう少し高価)。診察料が別途かかる場合もあります。
- 海外産 (個人輸入): 1ヶ月分あたり1,000円前後から購入できる場合があり、国内産と比較して大幅に安価です。
- 海外産 (一部のAGAクリニック): クリニックが独自に輸入・処方している場合、国内産ジェネリックと同程度か、やや安価な価格設定(例: 3,000円~4,000円)のこともあります。しかし、この場合も品質や安全性、副作用救済制度の点で国内産とは異なります。
価格の安さだけを見ると海外産にメリットがあるように見えますが、後述するリスクを考慮すると、一概に「お得」とは言えません。
国内産と海外産フィナステリドの効果や副作用の違い

「有効成分が同じなら、効果も同じでは?」と考えるのは自然です。しかし、実際に両方を試した方の中には、効果や副作用の出方に違いを感じる人もいます。
効果や副作用に「差を感じた」人は約25%
あるアンケート調査によると、個人輸入の海外産フィナステリドと国内産フィナステリドの両方を服用した経験がある人のうち、約25%(4人に1人)が「効果や副作用に差を感じた」と回答しています。
「差を感じなかった」人が多数派ではありますが、4人に1人という割合は決して少なくありません。「どのフィナステリドでも同じ」とは言い切れない可能性を示唆しています。これは、有効成分量のばらつきや不純物の影響などが考えられます。
「国内産で効果が変わった」という口コミ・体験談
実際に、フィナステリドの種類を変えたことで変化を感じた方の声を見てみましょう。
「海外産は効果がなかった」という口コミ・体験談

料金面に惹かれて他クリニックから乗り換えをしましたが、約1年利用して前クリニックで改善したものが元に戻ってしまいました。 個人差もあるのかもしれませんが、こちらの医院の薬は私には効果が薄いように感じます。
引用:Googleマップ

一年ほど試して。生えません。 今年に入り、月の錠数が30に固定?みたくなり、薬の色が変わりました。 心なしか、それ以降抜け毛が増えています。
引用:Googleマップ
海外産フィナステリド(個人輸入)の重大なリスク

価格の安さから個人輸入を検討する方もいますが、そこには無視できない3つのリスクが伴います。
- 偽物・偽造薬の危険性
- 品質・安全性の問題
- 健康被害発生時の自己責任
リスク①:偽物・偽造薬の危険性
前述の通り、海外産の医薬品には偽造品が紛れている可能性があります。フィナステリドも例外ではありません。
- 有効成分が含まれていない、または少ない: 全く効果がないばかりか、治療の機会を損失します。
- 異なる成分や有害物質が含まれている: 重篤な健康被害を引き起こす可能性があります。
- 見た目での判別は極めて困難: 精巧に偽造されている場合が多く、専門家でも判別が難しいことがあります。
海外の劣悪な偽造薬工場の実態
以下の写真は、実際に海外で医薬品を偽造していた工場です。


どう見ても薬を製造しているところとは思えないくらい環境状態がひどいですよね。
このような不衛生極まりない環境で製造された「薬」が、あなたの手元に届く可能性があるのです。
リスク②:品質・安全性の問題
たとえ偽物でなくても、海外産の医薬品は日本の品質基準を満たしていない可能性があります。
- 有効成分量のばらつき: 効果が不安定になったり、予期せぬ副作用が出たりする可能性があります。
- 不純物の混入: アレルギー反応や健康被害の原因となる可能性があります。
リスク③:健康被害発生時の自己責任
個人輸入した医薬品で健康被害が生じても、医薬品副作用被害救済制度は適用されません。治療費などはすべて自己負担となり、誰も責任を取ってくれません。
厚生労働省も注意喚起
厚生労働省は、医薬品の個人輸入について以下のように明確に警告しています。
日本国内で正規に流通している医薬品、化粧品や医療機器などは、医薬品医療機器等法に基づいて品質、有効性及び安全性の確認がなされていますが、個人輸入される外国製品にそのような保証はありません。
不衛生な場所や方法で製造されたものかもしれません。 正規のメーカー品を偽った、偽造製品かもしれません。
安易な個人輸入は、効果が得られないだけでなく、深刻な健康被害につながるリスクがあることを強く認識する必要があります。
フィナステリド「国内産or海外産」の見分け方
最近では、AGAクリニックの中にも海外産のフィナステリド(クリニックが独自に輸入したもの)を処方している場合があります。「クリニックだから安心」と安易に考えず、処方される薬がどちらなのか確認することが重要です。
見分け方のポイント
- 「厚生労働省承認」「国内正規品」「国内後発品(ジェネリック)」といった表記があるか確認する。
- 製薬会社名を確認する。(例: 「サワイ」「トーワ」など、日本の製薬会社名か)
- クリニック公式サイトの薬剤写真でパッケージを確認する。
- 「海外の厚生労働省(FDAなど)が認可」という説明に注意。 これは日本の厚生労働省の認可とは全く別物であり、日本の安全基準や救済制度の保証にはなりません。
- 「当院オリジナル処方」「独自開発」などのフィナステリドも、中身は海外から輸入したものであるケースが多いです。必ず国内で承認された医薬品か確認しましょう。
不明な場合は、カウンセリングや診察時に「処方されるフィナステリドは、日本の厚生労働省が承認した国内正規品ですか?」と直接質問することが最も確実です。
現在の厚生労働省が認可している製薬会社の一覧はこちらです。
医院オリジナルのフィナステリドも海外産
医院オリジナルのフィナステリドも海外産と同じと考えていいでしょう。
最近多いのが医院オリジナルのフィナステリドです。医院オリジナルと聞くと患者のためにいろいろ考えて作ってくれて安心感があると勘違いしてしまいますが、中身は海外から輸入したフィナステリドがほとんどです。
安全な国内産フィナステリドの入手方法
厚生労働省に承認された安全な国内産フィナステリドは、医師の処方箋が必要です。以下の方法で購入できます。個人輸入や一般の通販サイト(Amazonや楽天など)では購入できません。
- AGA専門クリニック
- 皮膚科
- オンライン診療サービス

個人輸入や通販などで購入する事はできません。
AGA専門クリニック
- AGA治療に特化しており、フィナステリド以外の治療選択肢(ミノキシジルなど)も豊富。
- 専門医による診察で、個々の症状に合った適切な治療計画を立ててもらえる。
- オンライン診療に対応しているクリニックも多く、自宅から受診・処方を受けられる。
注意点
クリニックによっては海外産のみを扱っている場合もあるため、事前に「国内正規品」を取り扱っているか確認が必要。
皮膚科
- 一般的な皮膚科でも、AGA治療(フィナステリド処方)を行っている場合があります。
- 多くの場合、処方されるのは国内正規品です。
注意点
すべての皮膚科がAGA治療に対応しているわけではないため、事前に電話などで確認が必要。AGA専門クリニックに比べると、治療の選択肢は限られる場合が多い。
オンライン診療サービス
- AGA治療に特化したオンライン診療プラットフォームや、オンライン診療を行うクリニックを利用する方法。
- 通院の手間なく、ビデオ通話などで診察を受け、薬を配送してもらえる。
- 国内正規品を取り扱っているか、事前にしっかり確認しましょう。
フィナステリドは安全性と確実性を最優先に!国内産を選ぼう
フィナステリドの国内産と海外産(個人輸入など)の違いをまとめます。
比較項目 | 国内産 フィナステリド | 海外産 フィナステリド |
---|---|---|
購入場所 | AGAクリニック 皮膚科 | 個人輸入代行サイト 一部のクリニック |
安全性・品質 | 国が品質を保証 | 偽物や低品質の リスクあり |
厚生労働省の認可 | 認可されている | 認可されていない |
医薬品副作用 被害救済制度 | 適用対象 | 適用外 |
価格 | 比較的高価 | 安価 (個人輸入の場合) |
確かに、個人輸入の海外産フィナステリドは価格面で魅力的です。しかし、そこには偽造品や低品質のリスク、健康被害発生時の補償がないといった、看過できない大きなデメリットが存在します。
アンケート結果や口コミが示すように、「どのフィナステリドでも効果は同じ」とは断言できません。
AGA治療は継続が重要であり、長期的に服用する薬です。だからこそ、価格だけでなく、安全性と品質、そして万が一の際の保証を最優先に考えるべきです。
安心してAGA治療を進めるために、厚生労働省が承認した国内産のフィナステリドを、医師の診察のもとで処方してもらうことを強く推奨します。 まずは信頼できるAGAクリニックや皮膚科に相談し、あなたに合った治療法を見つけましょう。
国内産フィナステリドの価格ランキングの最新情報は以下の記事で紹介しています。