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- デュタステリド「AV」と「ZA」の違いは?
- AGA治療に使われるのはどっち?
- AVとZAはどうやって選べばいい?
デュタステリドには『デュタステリドAV』と『デュタステリドZA』の2種類があります。
どちらもデュタステリドを主成分とする薬ですが、本来の使いみちが異なるため、違いを知らないまま選ぶと思わぬ落とし穴があります。

同じデュタステリドなのに、何が違うの?

大事なのは「治療の目的」と「料金」、そして「公的な保証」の3点です。順番に解説しますね。
先に結論
- デュタステリドAVは『前立腺肥大症の治療薬』、ZAは『AGA治療薬』として区別されています。
- 主成分は同じデュタステリドで、AGAに対する作用に大きな差はないとされています(感じ方には個人差があります)。
- AGA治療でAVを使うと、医薬品副作用被害救済制度の対象外になる点に注意が必要です。
どちらを選ぶかは、料金と公的な保証のどちらを重視するかで変わります。適否は医師の診察により判断されますので、迷ったときは医師にご相談ください。
最近は、国産デュタステリドをオンラインで続けやすい料金で扱うクリニックも増えています。料金やプランは各公式サイトでご確認ください。
デュタステリドAVとZAの違い

デュタステリドAVとZAは、どちらもデュタステリドを主成分とする薬です。
ただし、大きな違いが2つあります。
- 治療目的
- 価格
それぞれ詳しく解説していきます。
治療目的
デュタステリドAVとデュタステリドZAは、どちらもデュタステリドを含む薬ですが、使われる目的が異なります。
デュタステリドAVは前立腺肥大症の治療に、デュタステリドZAはAGA(男性型脱毛症)の治療に使われます。
たとえば、家にあるキッチンナイフとペーパーカッターはどちらも「刃物」ですが、使い方が違いますよね。
キッチンナイフは食材を切るため、ペーパーカッターは紙を切るために作られています。
同じように、デュタステリドAVとZAは、どちらもデュタステリドを含みますが、治療する病気が違うため、使いみちも分かれているのです。
日本では、AGA治療薬として厚生労働省に承認されているのはデュタステリドZAです。
これは、その病気に対して使うことが確認されているということです。デュタステリドAVをAGA目的で使うことは、本来の承認とは異なる「適応外使用」にあたります。
デュタステリドAVをAGA治療の目的で使うことは、国内で承認された使い方ではありません。適応外使用の適否は医師の診察により判断されます。詳しくは医師にご確認ください。

同じ成分でも、治療の目的によって薬が分かれているんだね。

そうなんです。AGA治療として国に承認されているのはZAの方、と覚えておくと分かりやすいですよ。
価格
デュタステリドAVとZAは、どちらも医療用の薬ですが、価格に差が出ることがあります。
一般的には、アボルブのジェネリックであるAVよりも、ザガーロのジェネリックであるZAの方が高めの傾向があります。
これは、薬ごとの需要や流通、市場の事情などによって決まるためです。
スーパーで同じような食品でも、ブランドによって価格が違うのと似ています。
同じ成分でも、ブランドや治療の対象が違うと、価格に差が出てくるのです。
実際の価格はクリニックや時期によって変わります。最新の料金は各クリニックの公式サイトでご確認ください。
デュタステリドAVとZAの作用の違い
デュタステリドAVとZAは、いずれもデュタステリドを主成分とする薬です。
そのため、AGAに対する作用に大きな違いはないとされています(効果や副作用の感じ方には個人差があります)。実際に、AGAクリニックの中にはAVをAGA治療に使っているところもあります。

それなら、価格が抑えられるAVでいいんじゃないの?

そう考えたくなりますよね。ただ、価格だけで決める前に知っておきたい注意点があります。次で解説します。
AGA治療でデュタステリドAVを使うときの注意点
AGA治療にデュタステリドAVを使うときには、知っておきたいポイントがあります。
前に説明したとおり、AVは前立腺肥大症の薬、ZAはAGAの薬として区別されています。
この違いによって、AGA治療にAVを使った場合、ある公的な保証が受けられないことがあります。具体的には「医薬品副作用被害救済制度」の対象外になると考えられます。
医薬品副作用被害救済制度とは?
医薬品を適正に使用したにもかかわらず、重い健康被害が起きて入院費などがかかった場合に、給付を受けられる公的な制度です。
≫医薬品副作用被害救済制度とは何ですか?(外部リンク)
この制度は、医薬品を適正に使ったうえで重い副作用が起きた場合に、公的な給付を受けられるものです。
ただし、デュタステリドAVをAGA治療に使う場合、その目的では承認されていないため、副作用が起きても給付の対象外になると考えられます。
たとえば、本来の用途と違う使い方で何か問題が起きたとき、保険の対象外になってしまうのと似たイメージです。

つまり、どういうこと?

本来と違う目的で飲んだ薬で万が一のことがあっても、公的な給付は受けにくい、ということです。
なお、この制度はもともと対象になる条件が限られています。対象となるのは、おもに次のようなケースです。
- 入院が必要な被害:副作用や感染によって、入院治療が必要になる場合。
- 1・2級程度の障害:副作用や感染によって、日常生活が著しく制限される障害が生じる場合。
- 死亡:副作用や感染によって死亡が発生する場合。
※軽度の健康被害は対象外とされています。詳しい条件はPMDA(外部リンク)でご確認ください。

制度の対象になる条件は限られています。どの薬を使うかも含めて、自己判断せず医師に相談したうえで決めるとよいでしょう。
AGA治療にデュタステリドAVを使うことには、公的な保証を受けにくいという注意点があります。この点を知っておくと、治療法を選ぶときに慎重な判断ができます。
デュタステリドAVとZAはどちらを選べばいい?

ここまでをふまえて、AVとZAの選び方を整理します。
主成分は同じデュタステリドなので、AGAに対する作用に大きな差はないとされています。
違いがはっきり出るのは、料金と、公的な保証(医薬品副作用被害救済制度)の対象になるかどうかです。
- ZA(ザガーロのジェネリック):AGA治療薬として承認されており、適正に使えば救済制度の対象になり得ます。料金は高めの傾向。
- AV(アボルブのジェネリック):料金は抑えやすい傾向。ただしAGAでは適応外使用にあたり、救済制度の対象外と考えられます。
料金を重視するか、公的な保証を重視するかで選択は変わります。どちらが向いているかは人によって異なり、適否は医師の診察により判断されます。

料金だけで決めず、保証のことも知ったうえで、医師と相談して選ぶと納得して続けられますよ。
デュタステリドAVとZAの見分け方
いまデュタステリドを服用しているけれど、AVかZAか分からないという方は、薬のパッケージを見てみましょう。


パッケージや薬の名前の末尾に「ZA」または「AV」と書かれており、ここで見分けられます。
よくある質問

Q. デュタステリドZAとAVの違いは何ですか?
A. どちらもデュタステリドを主成分とする薬で、5α還元酵素のはたらきを抑える薬です。デュタステリドAVはアボルブのジェネリックで前立腺肥大症の治療に、デュタステリドZAはザガーロのジェネリックでAGAの治療に使われます。
Q. デュタステリドAVとZAは同じ薬ですか?
A. 主成分は同じデュタステリドですが、治療目的が異なります。ZAはAGA(男性型脱毛症)、AVは前立腺肥大症の治療に使われます。成分や性状は同じでも、価格はZAの方が高めの傾向です。
Q. AGA治療にデュタステリドAVを使っても大丈夫ですか?
A. AGAでのAVの使用は適応外使用にあたり、医薬品副作用被害救済制度の対象外になると考えられます。使用の適否は医師の診察により判断されますので、自己判断はせず医師にご相談ください。
Q. ミノキシジルとデュタステリドは併用できますか?
A. デュタステリドは抜け毛の進行を抑える、ミノキシジルは発毛を促すとされる薬で、医療機関では併用が選ばれることもあります。併用の適否や用量は医師の診察により判断されますので、医師にご確認ください。
Q. デュタステリド「ZA」「AV」の文字には意味がありますか?
A. 末尾の文字は先発薬の頭文字を表しています。「ZA」はザガーロ、「AV」はアボルブの頭文字で、それぞれのジェネリックであることを示しています。
まとめ
デュタステリドAVとZAは、主成分は同じでも「治療目的」「価格」「公的な保証の対象になるか」で違いがあります。
AGA治療薬として承認されているのはZAで、適正に使えば医薬品副作用被害救済制度の対象になり得ます。AVは料金を抑えやすい一方、AGAでは適応外使用となり対象外と考えられます。
どちらが向いているかは、料金と保証のどちらを重視するかで変わります。適否は医師の診察により判断されますので、迷ったときは医師にご相談ください。
デュタステリドを扱うクリニックの料金は、下の記事でも確認できます。

